2015年5月以降に発売されたスマホは、「SIMロック解除」ができます。
ただし機種変更や解約した後は、100日以内(ソフトバンクのみ90日以内)に店頭で手続きを行わなければ、永久に「SIMロック解除」がでません。
キャリア | 受付期間 | 受付場所 | 申請できる人 |
---|---|---|---|
ソフトバンク | 解約から90日以内 | 店頭 | 契約者本人 |
ドコモ | 解約から100日以内 | ||
au | 解約から100日以内 |
「えー!SIM解除しないと格安SIMが使えないよー!」
と途方にくれたあなた。安心してください。
SIM解除していなくても、格安SIM(MVNO)を使えます。
ただし、「SIMロックされているキャリアと同じ回線を使う」必要があります。
詳しく解説していきましょう。
SIMロックって何?
最初におさらいしておくと、SIMというのはICチップ(カード)です。
SIMカードは、電話番号やID番号などが記録されたチップで、スマホの側面に収納されています。
このSIMカードは携帯電話会社(キャリア)によって規格が異なります。
ソフトバンクのスマホだと、ドコモ回線やau回線のSIMカードは、「SIMロック」されていると使えません。
SIMロックをすることで、加入者が他の携帯会社へ移行できないようにしていたんですね。
SIMロックは、2015年5月以降に発売されたスマホより、申請すれば解除できるようになりました。
キャリア | 分割払い | 一括購入 | 手数料 | |
---|---|---|---|---|
ドコモ | 100日〜 | ◯ | My docomo | 無料 |
ドコモショップ | 3,000円 | |||
au | 101日〜 | ◯ | auお客様サポート | 無料 |
auショップ | 3,000円 | |||
ソフトバンク | 101日〜 | ◯ | My SoftBank | 無料 |
SBショップ | 3,000円 |
スマホ端末を一括購入していれば、即時にSIMロックを解除できます。
分割払いだと、購入後100日か101日以降に変更できます。
格安SIM(MVNO)って何?
MVNOとは、ドコモやソフトバンク、auの基地局を借り受けて、サービスを提供する事業者です。
基地局は従来のインフラを利用するので繋がりやすさや通信速度は同じですが、MVNOは料金が圧倒的に格安に抑えることができます。
MVNOは現在、なんと30社くらいあります。(多すぎますね…)
有名なところでLINEモバイルやUQモバイル、楽天モバイルでしょうか。
そもそも格安にできる最大の理由は、店舗の数が大手に比べて圧倒的に少ない、あるいは限りなく「0」であること。
テナント料や人件費を削減できているためです。
SIMロックのスマホで格安SIMを使うには?
私自身、勘違いしていたのですが…
「格安SIM(MVNO)を利用するには、SIMフリーのスマホでないと使えない」
と思っていました。でもそれは間違い。
SIMロックされたスマホでも格安SIMは使えます。
それは、SIMロックされたキャリアと同じ回線で申し込むということ。
例えばドコモで契約したスマホの場合、SIMロックされていても、LINEモバイル(ドコモ回線)であれば、問題なく使用できます。
ソフトバンクで契約したスマホの場合、LINEモバイル(ソフトバンク回線)であればOKです。
※LINEモバイルの場合、auの回線は提供していないので、スマホをSIM解除(SIMフリー)にして使用する必要があります。
LINEモバイルなら月500円でスマホが持てる
格安な「MVNO」ですが、30社くらいあるので…どれにしようか悩みますよね。
その中でもオススメなのは「LINEモバイル」です。
我が家も3台分契約していますが、LINEモバイルにしてよかったと思っています。
理由はこの2つです。
- LINEの通信費が無制限で使い放題
- twitterやFacebook、インスタグラムも使い放題
- データ通信のみなら500円/月で加入できる
一番のオススメのポイントが「LINEを無制限で利用できる」こと。
だってLINEトークや通話、ビデオ電話がパケットを気にせずに無制限で使えるからね。
わが家の小学生の子ども、親との連絡がメイン。
LINEができれば十分なわけで、その場合、月額500円(LINEフリープラン・1GB)で十分です。
僕や妻のように電話番号(090や080)が必要な時は1,690円(コミュニケーションフリープラン・3GB)になるけど、十分安いです。
年配の方は店頭が多いMVNOがオススメ
私の経験談なのですが…
両親(祖父、祖母)のスマホのキャリアをMVNOに変更しようと提案した際、
「実店舗がない携帯会社は嫌だ!」
って言うんですよね。
理由を聞いてみると、スマホの使い方がわからない時や料金を知りたいときに、対面で相談きる店舗があると安心、ということらしい。
確かに年配の方って、格安航空券を買うときも、形の無い「eチケット」だと不安がりますもんね。
高い手数料払ってでも紙の航空券を手に入れて「安心」が欲しいんですね。
なので、年配の方にとっては、実店舗の多いMVNOがオススメ。
ただし、そもそもMVNOは店舗を削減することでコストカットしているので、大手キャリアほどのサービスは受けられないことを理解しておく必要があります。
実店舗の多くてオススメのMVNOは、この4社です。
Y!mobile(ワイボバイル)
大手キャリアが2000店舗ほどなので、及ばずとも圧倒的な店舗数ですね。
SIMフリーは絶対?
料金プラン(2GB) | 音声通話+データ通信:1,980円/月 |
回線 | ソフトバンク? |
イオンモバイル
イオンモバイル は全国のイオンモールで取り扱っています。全国に約200店舗あります。
「イオン」のブランドもあるので安心ですね。
料金プラン(1GB) | データ通信のみ:480円/月
音声通話+データ通信:1,280円/月 |
回線 | ドコモ、au |
楽天モバイル
楽天モバイルは全国に約180店舗あります。
ただし楽天会員である必要があったり、2年縛りがあったりするので、楽天と縁が遠い年配の方には向かないかもしれません。
料金プラン(2GB) | 音声通話+データ通信:1,480円/月 |
回線 | ドコモ、au |
mineo(マイネオ)
提携する店舗が全国で約120店舗あります。
料金は他のMVNOからすると割高でしょうか。データ通信が月500MB以下の方であればお得ですね。
料金プラン(500MB) | データ通信のみ:700円〜/月
音声通話+データ通信:1,310円/月 |
回線 | ドコモ、au、ソフトバンク |
(まとめ)SIMロックのスマホで格安SIMを申し込もう!
いかがでしたでしょうか?
SIMロックは解除しているに越したことはありませんが、解除してなくても格安SIM(MVNO)で使えるよーという話でした。
私の場合、メルカリで中古スマホを購入してMVNOを使おうと思っていたのが、この記事を書くきっかけになりました。
メルカリだとSIM解除できていないスマホって安く売られているんですよね。
SIMフリーじゃなくても、申し込みたいMVNOとの回線が合っていれば問題なく利用できるので安心くださいませ。
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