未来都市開発のラジオCMが酷い!「あーあー、それそれ」って何?

J-Waveを聴いていると頻繁に流れるラジオCM「未来都市開発」。

同社のCMは何パターンかあるけど、すこぶる評判が良くないです。

筆者も「アーアー」に不快感を感じて日々モヤモヤと…。

「不快に思っている仲間いるかなー」と試しにググってみましたところ…たくさん同士が見つかりました。(汗)

このラジオCMは何て言っているのか?

なぜ不快感を感じるのか?

そして、
評判のわるいラジオCMを流すことは、広告としてメリットはあるのか?

その辺について書いてみました。

「あーあー、それそれ」のラジオCMは何て言っている?

子どもとお母さんのトークCM。セリフが聞き取れず毎回モヤモヤしますが、トーク内容は次のとおりです。

 

「ねえねえ、5階のえっちゃん家に行ったことある?」

 

うん、あるよ。とってもオシャレで自分の家に帰りたくなくないぐらい。

えーっと、なんて会社が作ったんだっけ?

みら~いとしか~いは~つは良い会社、ふふふーん♪

アーア!それそれ

こうやってトークを文章でみてみると…特に違和感のない普通のトークですね。

なのに、なぜラジオCMで聴くとモヤモヤするのか??

思いつく理由は次の5つです。

  • 早口で何言っているかわからない。
  • 滑舌が良くない。
  • 「アーアー」が耳障り。
  • 声が苦手。
  • 登場人物に好感が持てない。

意味不明なままトークが進んで、社名の鼻歌がはじまり…最後に「アーアー」の高い声で締めくくる。

アーアーってなんだよ。。

ラジオリスナーの反応は?

ツイッターで「未来都市開発 ラジオcm」を検索してみると…予想どおりの反応でした。

不快感マックスのツイートが多い日で2~3件あるので、同じ思いのリスナーは潜在的にかなり多いと想像できます。

だって、ラジオCMの感想なんて、わざわざ投稿しないですからね。(汗)

(推測)記憶に残るCMにしたい!⇒結果あの出来映えに

トークの内容は普通であり特徴は無いですよね。おそらくシナリオはプロのCMプランナーではなく、一般社員の方が考えたのではないでしょうか。(間違ってたらごめんなさい)

このトークをCMとしての使命をはたすために。「リスナーの記憶」に残すためにやる対策といえば…

そうですね、「声」や「歌」で特徴を高めてインパクトつけるしかない。

「ありきたりな台本」に「記憶に残る」CMをつくることを考えた結果、あのようなCMになったのだとおもう。憶測ですが。

批判が多いラジオCMを流すメリットはある?

ここからは、マーケティングの視点でお話します。

スポンサー企業が「評判の悪いラジオCM」をオンエアーし続けるメリットはあるのか?

考察してみたいとおもいます。

未来都市開発のCM料はおよそ月間150万円

未来都市開発のラジオCMは、J-WAVEの「交通情報」にてオンエアしております。

この枠のCM料金は次のとおり。

「交通情報」提供料金 (20秒CM+提供クレジット)

約1,500,000円

交通情報の提供(月~金曜日ベルト放送)に必要な月額費用です。
月~金曜日、毎日1回交通情報内で20秒CM+提供クレジットを放送。1ヵ月で約21回放送。
-出典:ラジオCMのチカラ

J-WAVEの交通情報のCMは月に21回オンエアーされるとのことで、1回あたり7万円くらいのCM料金です。

未来都市開発は年中放映しているので、年契約でしょうか。その場合、値引きあるとおもうので、年間1,000万~1,500万くらいのCM料金かとおもいます。

ちなみに年間のオンエアー回数は252回(月21回×12ヶ月)です。

ラジオリスナーは終日聴いている人が多いとおもうので、年間で252回、聴いていることになります。これは苦行ですね(汗)

客単価を考えると安いラジオCM料金

広告主の「未来都市開発」はリノベーション会社。中古マンションや持ち家をリノベーションする会社です。

住宅リフォーム推進協議会の調査報告書によれば、戸建ての平均予算は269万円。マンションは261万円とのこと。

リノベーション会社の利益率は、20%~40%だそうです。

ということは、

客単価が260万円で利益率30%だとすると…1受注で78万円の利益。なので、ラジオCMで年間12~19件受注できれば、元がとれる計算です。

 

ん?

…意外にユルゲーじゃね??

だいたい月1件、受注すればペイできるのであれば、けっこう広告のコスパ良さそうですね。

まぁ…評判のよくない広告で成果でるのかは不明ですが。(笑)

未来都市開発のラジオCMは「接触効果」を狙っている

ラジオCMに限らず、広告主が広告で期待する効果は、以下の3つのいずれかに当てはまります。

  • 接触効果
  • 心理効果
  • 売上効果

心理効果は、商品を知ってもらうこと。心理効果は商品を理解してもらうこと。売上効果は商品を購入してもらうことです。

未来都市開発のラジオCMの内容からして、「心理効果」を意識した広告ですね。

未来都市開発の場合は、とりあえず「社名を覚えてもらう」ことが目標。

社名を覚えてもらえれば、リノベーションする時に思い出してもらえて、受注に繋がるかもしれないからです。

未来都市開発のラジオCMの善し悪しはさておき。

CMで社名を覚えてもらうのに、心理学を応用させているのをお分かりでしょうか?

その心理とは、「単純接触効果」です。

単純接触効果とは?(意外に恐ろしい心理)

単純接触効果とは、初めのうちは興味がなかったものも何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる、という効果。アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968年) にまとめ、知られるようになった。図形や、漢字、衣服、味やにおいなど、いろいろなものに対して起こる。広告の効果も、単純接触効果によるところが大きい。CMでの露出が多いほど単純接触効果が起きて、よい商品だと思ったり欲しくなったりするのである。
-引用:wikipedia

さて、ここで問題です。

未来都市開発の20秒のラジオCMで社名(未来都市開発)を何回、言っていると思いますか?

一緒に考えてみましょう。

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・

・・

 

正解は「3回」です。

 

1回のCMで3回、つまり1年間で756回もの社名を、無意識に聞かされているんです。(汗)

好きとかキライとは関係無しに、記憶に刻まれる…ちょっとこわいですが、まさに心理を応用した広告戦略ですね。

(まとめ)できれば大衆に好かれるCMを流してほしいな

「心理効果」を期待してラジオCMをオンエアーするわけですが、評判の良くないCMだとどんな効果が出るのか…未知数です。

そもそもの話ですが、ラジオやテレビCMの効果って計測が難しいですよね。

例えばCMみてwebフォームや電話で問い合せたときに「○○のCMをみた」と伝えれば計測可能です。だけど、伝えるお客様ばかりではないはずなので、計測は曖昧になるとおもいます。

そう考えると、計測の難しいラジオCMは博打(ばくち)要素がつよいので、

  • 客単価がめちゃ高い商品
  • 利益が税金に取られるくらいなら広告出しちゃえ!

の会社しか出稿できないですね。

まぁいずれにしても、公共の電波にのせるのであれば…聴いていて気持ちがよいCMが良いですよね。

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