【2020年度版】ウェブ解析士の合格率は57%! 試験対策を解説

 

どうも@k8suzuです。

先日、「ウェブ解析士」の試験にギリギリ合格しました。

 

 

合格ラインが正解率70%なので、ほんとうにギリギリセーフ(笑)

実は一度受験し失敗したので、今回は二度目のリベンジでした。

 

 

このウェブ解析士の試験は、難易度が毎年上がっているんですよね。

ちなみに試験の出題範囲である「公式テキスト」は2018年版と比べて1.5倍のボリューム増し

試験内容も、ワンランク上の「上級ウエブ解析士」の範囲も移行されており、難易度が増してます。

試験会場においても、試験後の合否結果をみて「うわぁー⤵︎」と。声にならない雄たけびが各所から聞こえたりします(笑)

(オンライン試験なので試験後に合否結果がすぐに確認できる)

ということで、今回は2回試験を受けて合格した筆者が、ウェブ解析士の試験対策と合格必勝法について解説します。

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ウェブ解析士とは?

 

「ウェブ解析士」は、一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が運営する認定資格です。

2018年時点で32,000名が受験しているようで、広告代理店やコンサル会社で取得が必須の企業も多いですよね。

ウェブサイトにはネットショップやメディアサイトなどタイプがいろいろありますが、それぞれ「売上を増やしたい!」や「アクセス数を増やしたい!」の目標があります。

現状の実績を解析・分析して、目標を決めて、目標を達成するための方法を立案して実行し検証する。

そのPDCAやフレームワークを体系的に取得できます。

 

web解析士の受講・試験費用

 

講座と試験、公式テキスト1冊を合わせて32,800円(税込)です。

 

  • 講座:10,800円(税込)
  • 初回試験:17,600円(税込)
  • 公式テキスト:4,400円(税込)

 

講座は5時間程度の座学を会場で受講する形ですが、受講は必須ではありません

講座は試験対策にもなるので受講する価値はありますが、「受講=合格」ではありません。

実際、私が勘違いして不合格だったので(笑)

試験勉強はあくまで公式テキストをひたすら熟読して、用語を覚えて計算問題をこなすことにつきます。

ちなみに再試験の費用は、12,100円(税込)と高額です。(泣)

合格後は毎年会費が必要!

 

ウェブ解析士に合格した後は、協会の会員を毎年6,000円(税抜)納める必要があります。

※試験を受けた年は免除になります。翌年度より毎年会費を支払います。

この年会費は、毎年発刊される公式テキスト(4,000円)とセミナーやコミュニティ活動の参加権が含まれるているようです。まだ参加したことないですが。

毎年6,000円はけっこうな会費ですよね。金額以上のものが得られることを期待しています。

試験の合格率は57%

2018年12月の実績では、合格率は57%です。

(2018年12月末)ウェブ解析士の受講者と合格率

以前は合格率70%ほどだったので、年々難しさが増しています。

ちなみに私は2019年に受験しましたが、会場の雰囲気から察するに合格率50%程度なんじゃないかなと思います。

実は私も「合格率70%」という実績に「なんだ余裕じゃん♪」と軽く考えて受験し…敗北したひとりです。(笑)

敗北後は3ヶ月間、約60時間を勉強し直して、ようやく2回目の試験で合格ギリギリでした。

筆者が低脳という理由もありますが、それなりに難易度が高いと思ったほうが良いでしょう。

学習方法と試験対策

web解析士の試験は、公式テキストから出題されます。

この公式テキストは2019年に大改訂され、ボリュームが以前の1.5倍増になりました(汗)

基本はこの公式テキストを3度、4度読み返して覚えることが大切です。

計算問題など演習が各項目にありますが、問題形式ではないので、上手に答えを隠しながら行う必要があります。

※私が試験を受けた3月(?)から公式テキストを購入した人へ、演習問題のPDFファイルを無料で配布が始まったようです。

 

●特典内容紹介
『ウェブ解析士認定試験公式テキスト2019』の演習問題PDFファイル
本書で学習した内容を確認できる演習問題です。
章ごとに3~4問が掲載されており、解答と簡単な解説が含まれています。
ぜひご活用ください! 
https://book.mynavi.jp/pcbook/blog/detail/id=101729

引用:Amazon

 

途中から無料の演習問題を配布し始めたのは、おそらく改定後の合格率が極端に低いからではないかと。

だって、ボリュームが多い上に難易度が結構高いですからね。。

私はこの演習問題を利用できませんが、間違いなくこの問題集をマスターすれば、合格がグンと上がるはずです。

あとは、公式の模擬試験が5問あるので、これも何度かこなしておくと良いでしょう。

ウェブ解析士認定試験 模擬テスト

<追記>

2020年度版の模擬試験も販売されました!これは試験対策に重宝しますね。

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試験の対策

ウェブ解析士の試験は、オンラインの画面上で60問を4択で選ぶ形式です。

試験は公式テキストの持ち込みがOKですが、1問1分で解かなくてはいけないので、悠長にテキストを参照している時間はありません。

試験対策として次のポイントを抑えておきましょう。

 

  • 計算式や用語がすぐに開けるよう加工しておく
  • すぐに解けない計算問題は後回しにする
  • 答えがわからなくても回答しあとで見直す

順番に解説します。

計算式や用語がすぐに開けるよう加工しておく

次の計算式がすぐ出るようにしておきましょう。

用語 計算式
CTC 購入数÷クリック数×100
CPM 広告費÷インプレッション×1000
CTR クリック率÷インプレッション×100
CPC 広告費÷クリック数
CVR 購入数×訪問数×100
CPA CPC÷CVR、または広告費÷購入数
ROAS 売上÷広告費×100
ROI ((売上-広告費)÷広告費)×100
エンゲージメント率 (投稿アクション数 ÷投稿時点のファン数)×100

※投稿アクション:いいね!、コメント、シェアなど

その他にKGI・KPI・KSF や 3C分析、4C分析などのフレームワークを覚えておきましょう。

暗記すれば良いですが、これらの計算式や用語は、テキスト内ですぐに開けるよう加工(メモを作成)しておきましょう。

すぐに解けない計算問題は後回しにする

計算問題が5問ほど出題されますが、中には計算に時間を要する問題もあります。

ただ、時間のかかる計算問題も配点に大きな違いがないので、飛ばして後から手を付けましょう。

受験者で最も多い感想は「時間が足りなかった」です。

できれば1問40秒、60問40分で終わらせて、残り20分を計算や見直しに使えるとベストです。

答えがわからなくても回答しあとで見直す

試験は4択なので正解する確率は確率は4分の1です。

わからない問題でも、必ず1つ選択しておきましょう。

ウエブ試験では、「あとで見直す」というフラグを立てるボタンがあるので、ポチッと押しておきましょう。

全問回答したあとに、「見直す」問題だけ見直しましょう。

あと、試験問題は…日本語が意地悪です。

「正しいものを一つ選びなさい」、「誤っているものを一つ選びなさい」が入り混じって出題されるので焦るかもしれません。

落ち着いてこなすようにしましょう。

(まとめ)web解析に合格してわかったこと

年間で1,000名以上が受験するウェブ解析士ですが、このウェブ解析を主業務にしている人はごく少数です。

多くがweb制作やディレクターなどの主業務を持っている傍らで、ウェブ解析をしています。

(筆者もECサイトの店長業務が主業務)

まあ、ウェブ解析って資格がなくてもこなせる業務なので、資格に関係なく担当者がこなしているのが実情だとおもいます。

じゃあどうしてわざわざこの資格を取る必要があるのか?

という疑問が生まれますが…

個人的には取得して良かったと思いますし、ウェブに業務に関わる人は取得をおすすめしたいです。

 

理由は、この3点。

  • ウェブ解析に限らずマーケティングやフレームワークなどの手法を学べる
  • 名刺に「ウェブ解析士」の肩書を入れられる
  • ウェブ解析士のコミュニティに参加できる

 

テキストを見るとわかりますが、ウエブ解析に限らず広い意味でのマーケティングや目標の決め方などが体系的に網羅されています。

もちろん学んだことを実践しないと身にはつきませんが、試したい手法がいくつもあったので実践してみたいですね。

名刺にウェブ解析士の肩書が入るのは自己満足かな(笑)

あとはコミュニティがどう生きるのかはまだ不透明ですが、最新の情報が共有できるのは大きなメリットかと思っています。

もしウェブ解析士について質問などありましたらご連絡くださいませ。

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